たゆませるという事
2020年8月16日に投稿したホームページへの投稿をこちらに引用しましたので
ご覧ください。
身体を見ていく上で、組織が硬くなってしまっている部分があります。
皮膚が硬くなっている場合や、関節の動きが硬い、また筋肉の動きが硬いなど、いろいろな部分への影響で、組織はあらゆる方向へ引っ張り合いをしてしまいます。
そこで施術の際に大事にしていること、それは『たゆませる』ということです。
もちろん、徒手のみで改善しないこともあることを前提にお話します
血液には、水分や酸素、栄養を運ぶ役割があり、血流が良くなると一つ一つの細胞により多くのものが行き渡るため
その細胞や組織の柔軟性や弾力が改善してきます。
筋肉や皮下組織では滑走性も向上し、
血流によって組織自体に温かさが出てきます。
柔軟性がなくなり、血流が減少してくると『冷え』につながり
冷えは身体に対して悪影響を及ぼします。
病気や、怪我などの元になると言っても過言ではありません。
血管が収縮するためには『弛緩』が必要で、組織が収縮した状態から、さらに収縮するということは難しいことです。
収縮をするためには組織を弛緩することで『余裕』を作らなくてはなりません。
皮膚、筋肉、靭帯をたゆませることで組織の柔軟性、弾力性が向上し、身体の動作などを軽く、円滑にしていくことが少しづできるようになっていきます。
このような身体のメカニズムを利用した施術であなた自身の『自然体』を
見つけるのはいかがでしょうか?
温める
動かす
温める
身体は1日にしてならず
少しずつ、継続することが
始めの一歩となります
何事にも、余裕は必要なので
自分ができる範囲に小分けにしたり
日々できる分量に調整しながら
からだづくりを行ってみましょう。